中国の企業は、解放前の国営企業の時代、解放後は香港、台湾などの外資企業の時代を経てようやく独自の民営化企業が誕生し育っていく時代がやって来た。外資企業の発展に刺激された個人が、独立的に新たな中小企業を興し始めている。
若い経営者は、大学卒業後のかなり早い時期から、市場経済化を意識し、苛烈に生きてきた。当初は、外資企業に就職し、現場を経験しながら技術や経営を学び、その後国や投資家の支援を受けて独立する。そうした中小企業の経営者は30代前半が多く、「学歴が高く、頭が良く、エネルギーがあり、技術も資金もある」。彼らは中国の新しい民営企業(ベンチャー企業)のスタイルを築き初めている。
需要の停滞と、高齢化に伴う人材不足から日本の中小企業は減少の一途をたどっているが、それとは対照的に、中国の中小企業の活力は、中国の新たな発展の原動力になると共に、日本企業にとっても、彼らとの連携を模索していくことが重要と考えられる。






